原油とドル
さてまずは原油と為替との係わり合いについてお話していきましょう。
原油というとガソリンや重油、軽油、灯油の原料となるコモディティ先物といえます。
生活で一番なじみのある先物商品のひとつではないでしょうか。
ただ先物の中ではボラティリティの大きな商品と知られていて、取り扱いが非常に難しいことも事実です。
実際ネット上で今回の中東情勢がらみで大儲けしたトレーダーがいる一方、大損で大変なことになることもあります。
現在原油の多くを産出しているのが、今中東情勢で問題となっているリビアやサウジアラビアを含む中東諸国です。
当然他の国でも産出はしていますが、圧倒的に多いのは中東エリアになります。
今回原油の高騰が起こったのも原油の発掘基地が破壊され、国内情勢の悪化により原油の産出が減るのではという懸念からです。
こうなると南アフリカからと思うかもしれませんが、南アフリカでは原油の産出は行っていません。
現状では中国やオーストラリア、カナダ、ロシア、ブラジル、まだ内乱状態になっていない中東国に頼らざるを得ません。
さて原油問題で一番売られるのは円と米ドルです。
この二国は原油を完全に中東に依存しています。
EUやイギリスはむしろ買いになることが多いのです。
EUでは石油からの脱却を図っていますしオランダから石油が産出されていますのであまり問題になりません。
イギリスは近年産出が減っているとはいえ北海油田を持っています。
一番変われるのは前にあげたカナダとオーストラリアでしょう。
これらをおさえておけば、中東情勢の悪化にも対応できるのではないでしょうか。












