実際には売りと買いという概念はない

最近円安円高と騒がれていますが、実際に円高というのはどれぐらいの数字を指すのでしょうか。
その逆に円安の具体的な数字は、と聞いても実は出てこないことが多いのです。
ドル円に関していえば実は1ドル1円という時代が実際にありますので、最高値は1円ということになります。
逆に変動相場制になったときには1ドル360円だったので、最安値は360円といえます。
それから考えると今の数字は高いでしょうか、安いでしょうか?
はっきりと答えを話してしまうと為替における絶対評価というのはむずかしいのです。
数年の相対評価になってしまいます。
絶対評価にしてしまうと1ドル360円から見れば円高ですし、1ドル1円の時代から見れば円安といえます。
完全に値ごろ感であって相対的につけられたのが円高円安という言葉でもあります。
それと同様にあるのが通貨ペアの売りと買いです。
たとえばドルと円ですが、ドルを買うという場合は正確には「円と比べてドルのほうが強いからドルを買う」ということです。
逆に売りというのは「ドルと比べて円が強いからドルを売って円を買う」ということです。
通貨ペアとなっているのは円が弱いでは漠然としすぎてしまっている点があるためです。
ユーロと比べ、ドルと比べるために便宜上に設けられたのが通貨ペアであり強いか弱いかの比率を数値化したのがレートといえます。
実際には買いとか売りというのは便宜上作られたものだということを理解しておきましょう。

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